駐在帯同者のみなさま、海外での有り余る時間何していますか。You TubeやXばかり見ていませんか?スキルを活かして少しでもいいから収入を得たくないですか。
たしかに時間はあるから働きたいけど、現地就職はちょっとハードル高いなぁ。
私もこんな状況でした。現地就職は難しそう。じゃあ在宅ワークは?となりますが、海外でもできそうな在宅ワークって何があるのかな?って思いますよね。そこで海外でも取り組める在宅ワークを手あたり次第試してみまして、駐在帯同者でも取り組みやすいであろう在宅ワークを5つ選びました。気合い入れて書いたら、7,000字近くなってしまった(笑)興味のある項目だけでも読んでみてね。
結論、以下の4つがおすすめです。
- ブログ
- 日本語教師
- 翻訳
- クラウドソーシング(クラウドワークスやUpwork)
以下解説します。
ブログを書く
駐在帯同者が始める在宅ワークとしてかなりおすすめなのがブログです。
ブログのメリット
・初期費用があまりかからない
・お金を稼げる
・スキルゼロで始めることができるし、スキルが身につく
・その時の考えや思い出、写真も記録に残せる
・就労不可の駐在帯同者でもできる
初期費用があまりかからない
ブログ運営はパソコン1台あればできます。仕入れコストや在庫リスクもないので参入のハードルも低く始めやすいです。ブログの運営費用に関して言えば、私の場合、はてなブログProを使って本ブログを運営していますが、ブログ運営にかかる費用は月額2,000円くらいです。低コストですよね。しかもはてなブログProであれば、セキュリティやスパム対策など面倒だな、できるかなぁと心配になるメンテナンスは運営のはてなが対応するので、心配不要です。余計な事に気を取られずブログ執筆に集中できます。
こちらの記事でもブログのことを書いています。
お金を稼げる
決して簡単ではないですが、努力次第で収益化を目指すことができます。収益化までは時間を要しますが、何せ今は時間があるのですから、それを利用しない手はありませんよね。
スキルゼロで初めてスキルが身につく
ブログは日本語の読み書きができれば誰でも始めることができます◎それでもって、継続すればライティングスキルやウェブマーケティングの知識など身に着けることができます。
その時の考えや思い出、写真も記録に残せる
駐在期間は長いようでとても短いです。我が家も3年の任期でもうすでにその半分が過ぎようとしています。今しかない異国の地での思いやでき事をしたためておくのは、後で振り返った時によかったなと思えるはずです。
就労不可の駐在帯同者でもできる
ブログ運営のいいところは好きなタイミングで収益化できるところです。今は就労不可だとしても、時間があるうちにたくさん記事を書いて、帰国後ご自身のタイミングで収益化すればよいです。
・ストック収入なのでお金になるまでは時間がかる
・駐在帯同者は身バレに注意する必要がある
・1記事書くのに作業時間の確保が必要(特にリサーチに時間がかかる)
・ネタを仕込むのにインプットの時間が必要
ストック収入なのでお金になるまでは時間がかる
ブログはそれなりの収益が出るまでに時間がかかります。よく1-2年はかかるといいますよね。私はブログを始めて約3か月ですが、収益が出たのがつい先日のことです。しかもアメリカでは何も買えないぐらい少額(それでも嬉しいですけどね)。この山あり谷ありを落ち込みつつも楽しみながら出来ないと中々しんどいですね。
駐在帯同者は身バレに注意する必要がある
駐在コミュニティはめちゃ狭いです。知り合いの日本人が多ければ多いほど身バレリスクは高まりますので、注意ですね。私も写真掲載の時だけでなく、日々の記録を書くときには読んでくれている方に伝わるように書きつつ、身バレしないよう最大限の注意を払っています。
1記事書くのに作業時間の確保が必要(特にリサーチに時間がかかる)
1記事書くのに結構な労力を要します。特にリサーチね。この間行った美術館の営業時間と概要を調べるか→まとまったので記事を書きます→吹き出し付けたいな→吹き出しってどうやってつけるの?→サムネの付け方は?→2時間くらい経過、もう今日の作業時間終わり。。みたいなことばかりです(笑)
ネタを仕込むのにインプットの時間が必要
ブログを始めた頃は、自分の思考や経験を言語化するものだから毎日ブログを書いていればいいと思っていたのですが、アウトプットをし続けるとネタ切れを起こしてインプットの時間が必要になってきます。読書したり、誰かと話をしたり、お出かけしたりは定期的にしないとです。
上記のメリデメを踏まえると、ブログはこんな人にはおすすめです。
ブログがおすすめな人
・すぐに稼げなくてもいいから、ゆるりとコツコツ頑張れる
・就労ビザ・許可がないけど、何か挑戦してみたい
・帰国後に収入になり得るストックビジネスに挑戦してみたい
・駐在帯同期間中の思い出を書き留めておきたい
日本語教師
海外でオンラインで日本語教師にチャレンジするのはどうでしょうか。今は語学学習のプラットフォームがあります。自分も生徒として受講できるし、先生として日本語を教えることができます。例えば以下の2サイト。
- Preply
- italki
日本語教師のメリット
・家族以外の人とコミュニケーションを取れる
・帯同中にスキルアップをして、帰国後そのまま仕事にするという流れもできる
家族以外の人とコミュニケーションを取れる
駐在帯同者は、基本的に家族以外とのコミュニケーションがほぼありません。お子さんがいればたまにママ友や学校・デイケアの関係者とのやり取りが発生するくらいでしょうか。人間は社会的生き物ですよね。他者とコミュニケーションを取って、社会的つながりを感じると嬉しいものです。この点で、日本語教師は他の在宅ワークと比較しても優れているかなと思います。
帯同中にスキルアップして、帰国後に仕事にもできる
海外に住んでいる間に軌道に乗れば、日本に帰ってから、フリーランスとして、または日本語学校の教師として働くことができるかもしれません。帰国後の働くに選択肢が増えるのは安心ですね。
・常に勉強して知識をつける必要がある
・人気が出てそれなりの収入を得るまでは時間が必要
常に勉強して知識をつける必要がある
母語とはいえ、相手に伝わるように教えるというのはまた別の話ですよね。教授法自体、日本語の文法・構文、必要に応じて英語などでコミュニケーションを取れることなど、知識をつけなければいけないです。
人気が出てそれなりの収入を得るまでは時間が必要
フリーランスの無名日本語教師としてスタートするわけなので、売り込みをして人気が出るまでは時間がかかりますね。
上記のメリデメを踏まえると、日本語教師はこんな人にはおすすめです。
日本語教師がおすすめな人
・他者とコミュニケーションを取るのが好き
・就労ビザ・許可がないけど、何か挑戦してみたい
・帰国後に就ける仕事の選択肢を増やしたい
翻訳
こちらは少し語学力がある方向けですが、ぜひおすすめしたいです。理由は以下の通り。
・他の職業と比較した時に柔軟な働き方ができる
・帯同中にスキルアップをして、帰国後そのまま仕事にするという流れもできる
・スキルが身につく
海外在住でも翻訳スクールを利用して勉強ができる
翻訳ってどうしても勉強が必要です。たとえどんなに英語ができたとて、日本語の使い方や前後の文脈を踏まえて訳す力が必要です。これは正直翻訳スクールでプロから習うのが一番。おすすめは筆者も通ったフェロー・アカデミー。株式会社アメリア・ネットワークが運営する今年50周年を迎える翻訳スクールです。授業の受講・課題のやりとりはオンラインで完結しますので、海外在住でも問題なし。講義を受ける時も課題を解くときも自分の好きな時間で作業OK。どんなもんか見てみたい方は、電子での資料請求が無料できます。
\電子版資料請求は無料/
また、フェロー・アカデミーは仕事につながるサポート体制も充実しています。
併設される翻訳ネットワークのアメリアでは、求人情報を見れたり、スキルコンテストなるものがあるので、そこに応募して自分の実力試しをすることができます。他の方の翻訳も見れたりするのでとても勉強になりますよ。3/31日まで入会金0円です。
他の職業と比較した時に柔軟な働き方ができる
実力さえあれば、場所や年齢を問わず働くことができます。通勤or在宅の選択もできますね。
帯同中にスキルアップをして、帰国後そのまま仕事にするという流れもできる
帯同中にスキルを身につけて、本帰国後そのまま仕事にするという流れも作りやすい仕事かなと思います。後述するクラウドソーシングで仕事を受注してもいいですし、フェロー・アカデミーが運営しているアメリアで求人を探すこともできます。アメリアとは勿論場所を問わない仕事なので、帯同中に仕事を受注することもできますよ。
一方で以下のようなデメリットもあります。
・それなりの語学力が必要
・将来副業として続けるつもりであれば大変かも
・とにかく勉強、勉強
それなりの語学力が必要
筆者も上記で紹介したフェロー・アカデミーのコースを受講していましたが、始めるにあたり最低限の語学力が必要です。私の体感ですが、TOEIC800点は欲しいなというところです。とはいえ、フェローのコースには、翻訳入門講座もあり、文法や構文の勉強もできるのでまずは登録してみて(登録自体は無料なので)どんなコースがあるのかざっと眺めてもいいと思いました。
副業とするにはなかなか大変かも
色んな在宅ワークがありますが、筆者の経験上翻訳はけっこうな気力・体力・時間を持って行かれます。なので副業としてこなす場合には少し大変かもしれません。逆に言えば時間も気持ちもある程度余裕がある駐在帯同期間中にはおすすめです。
とにかく勉強、勉強
語彙や言い回し、翻訳対象物の業界、背景など常に学ばないといけないので、勉強嫌いだときついです。
上記のメリデメを踏まえると、翻訳はこんな人にはおすすめです。
翻訳がおすすめな人
・語学が好き
・コツコツ勉強することが好き
・将来的に本業にすることも視野に入れている
クラウドソーシング(クラウドワークスやUpwork)
・即金性が高い
・利用するプラットフォーム次第ではドルを始めとする外貨を稼げる
即金性が高い
クラウドソーシングの最大のメリットは、即金性が高いことです。いわゆるフロー型の収入ですね。自分が稼働すれば、働いた分だけお金がすぐにもらえます。
外貨を稼げる
プラットフォーム次第ですが、外貨を稼ぐこともできます。日本は残念ながら少子高齢化の影響で今後衰退していくことは間違いありません。ドル円は現在149円(2025年3月時点)。以前のような強い円が戻ってくることはほぼないと筆者は感じております。そんな状況で、Upworkのようなクラウドソーシングを利用すれば外貨を稼げるというのはメリットの1つですね。
おすすめはクラウドワークスとUpwork
駐在帯同中に始めるならクラウドワークスとUpworkをおすすめします。
クラウドワークス
国内最大級のクラウドソーシングサイトで、初心者や副業を始めたての方も応募できる案件も多く、とっかかりとしてはおすすめ◎初心者はまず経験なしでも応募できる案件があることが重要ですからね。
Upwork
アメリカのフリーランスマッチングサイトです。いわばクラウドワークスの英語版ですね。最低限の英会話力は必要ですが、ドルベースでの契約なので単価が高いです。同じ労力をかけるなら報酬が高い方がいいに決まっていますよね。筆者も実際に登録しています。今まで受注した業務は、日英の翻訳、英語を日本語で読み上げるなどです。その時の体験談はまた別記事にまとめたいと思います。
クラウドソーシングのメリットを書きましたが、一方で以下のようなデメリットもあります。
・フロー所得なので即金性は高いが、常に自分が稼働なければいけない
・日本の仕事を請け負う場合は、時差がネックになる場合も
フロー所得なので、自分が常に稼働する必要がある
自分が常に稼働しているからこそお金がもらえるので、体調不良やご家族の事情で働けない時は、当然何も入ってきません。
時差がネックになる場合もある
日本の仕事を受注する場合、お住まいの地域によっては時差の関係で稼働時間を確保できないことがあります。私はアメリカ在住(日本との時差-18時間)なのでけっこうきつい。クラウドソーシングもいくつかやっていますが、時差のために断念した案件もあります。
上記のメリデメを踏まえると、クラウドソーシングはこんな人にはおすすめです。
・とりあえず今すぐお金を稼ぎたい
・時差を気にせず働ける
・外貨を稼ぎたい
在宅ワークを始める前に確認しておくべきこと
就労ビザの有無
ご自身のビザステータスで就労可能かどうかは必ず確認しましょう。アメリカに関して言えば、海外駐在の帯同の場合、L-2ビザ(就労可能)を付与されるケースが多いと思いますが、念のためご確認を!
パートナーの会社が就労を許可しているか
こちらも併せて確認ですが、ビザ上は就労OKでもパートナーの会社が家族の就労を禁止している場合もあります。最近は少ないケースのようですが、こちらも就労ビザと併せて確認しましょう。
納税や確定申告の有無について
滞在している国によって異なりますが、稼いだお金の納税先や確定申告についてはきちんと確認しておきましょう。日本で住民票を抜いている場合は、基本的に滞在国への納税になるのではと思います。筆者のケースをお伝えしておくと、納税義務が発生するほどではないですが、本ブログにで収益を得ています。ですが確定申告については、アメリカに住んでいるので来年申告しないといけない状況です。
就労禁止なら働けないのか?
就労できるか確認したらできないみたい。帯同中は働けないのかぁ。
いいえ、そんなことはありません。本記事で紹介したブログはご自身の好きなタイミングで収益化できます。なので、海外在住の間にネタをたんまり仕込んで帰国後のタイミングで収益化しましょう。帰国後は、何かと物入りだと思いますので少しでもお金があると助かりますよね。
まとめ
海外に住むと色んな制約があって何から始めれば良いのかは意外と分かりにくいですよね。本記事を読んで、どんな在宅ワークができるのか、スキルアップが望めるのか、また、どれが自分のライフスタイルに合っているのかを見つける参考にしてください。大変な駐在帯同生活、ともにがんばりましょうね。