もきちのアメリカ生活

アメリカでの駐在生活を書いています

アメリカ産後の重要な手続き

アメリカのお産は産後間もなくから大忙しです。なんせ2日くらいで退院するのが一般的なので、その間に必要な書類手続きを済ませないといけません。退院後も必要な手続きが盛りだくさんです。本記事では産後のやることリストとして重要な手続きを6つまとめました。

*2024年6月~9月時点での情報ですので参考までにしてください。これからご出産の方は最新情報を確認してください。

 

主に6つやることがあります。

入院中にやること

  • SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)の手配
  • 出生届の提出(アメリカ)

退院後にやること

  • 出生証明書(Birth Certification)の受け取り
  • 出生届の提出(日本)
  • パスポートの手配(アメリカ)
  • パスポートの手配(日本)

順番に説明しますね。

入院中にやること

SSN(ソーシャルセキュリティナンバー)の手配と出生届の手続きは基本的に病院がやってくれます。渡された書類に必要事項を記入しましょう。SSNは退院後、数週間してから自宅宛てに郵送でSSNカードが届くはずです。

退院後にやること

出生証明書(Birth Certification)の受け取り

退院後に行う以下の手続きには、産院に提出した出生届内容が反映された出生証明書(Birth Certification)が必要です。日本で言う戸籍謄本ですね。

  • 出生届の提出(日本)
  • パスポートの手配(アメリカ)
  • パスポートの手配(日本)

出生届を病院で提出してから10日後くらいに、出生証明書(Birth Certification)を出産したカウンティの市役所で受け取ることができます。郵送でも入手できますが取り寄せるための請求書の記入が面倒だったので、我が家は直接取りに行きました。

出生届の提出(日本)

日本大使館に出生届を提出して、日本の戸籍に赤ちゃんの登録をしてもらいます。

出生の日を含めて3ヶ月以内 に手続きをしないと日本国籍が取得できないので注意です。以下の必要書類を大使館に直接提出するか郵送で提出します。

  • 出生届出書
  • 出生届出書の和訳
  • 出生証明書原本(Birth Certification)
  • 親の身分証明書と滞在許可書(ビザ、パスポート)
  • 書類不備があった時に連絡する連絡票

不備があると電話でのやりとりも面倒だろうということで、我が家は最寄りのサンフランシスコ大使館まで行って提出しました。

www.sf.us.emb-japan.go.jp

提出先の大使館によって書類の呼び方とか提出枚数など異なるっぽいのでご自身で確認するのが間違いないです。ちなみに下の記事でも少し触れましたが、産前に出生届に必要な書類一式を最寄りの大使館から取り寄せておくのがベターです。(直接取りに行ってももちろんOK)

 

blog.mokichichang.com

だいたい1.5-2か月で日本の戸籍に情報が反映されます。

パスポートの手配(アメリカ)

郵便局(USPS)で手続きをしたので、その経験を記載します。他にもパスポートセンターなどで手続きが出来るようです。

自分で写真を準備するのが面倒な場合は、写真も撮ってくれるUSPSを探しましょう。

以下のHPから最寄りの郵便局を探せます。できるだけ予約してから行く方がよいです。

我が家が行った郵便局は、真夏なのに冷房が壊れていたため暑くて赤ちゃんが途中で泣き出してしまい焦りました。結構並んでいたし予約してよかったです。予約してもけっこう待たされたけど(笑)

 

www.usps.com

 

申請した3週間程度で届きました。申請後の進捗状況は以下から確認もできますし、USPSだと申請費用を支払ったレシートにQRコードがあり、それを読みとって確認もできます。

U.S. Passport Application Status

パスポートの手配(日本)

日本の戸籍にお子さんが登録されたら、ご両親などに頼んで戸籍謄本を送ってもらいましょう。戸籍抄本ではなく戸籍謄本が必要です。本籍地の役所に電話をすればお子さんの戸籍登録ができているかどうか教えてくれます。私が本籍地の役所に電話した時は、まだできていないとのことでしたが、いつ頃完了するかも教えてくれました。アメリカと違ってスケジュールが読めるのが助かる・・

 

ちなみに2024年3月の法改正で、親族であれば身分証明書を提示の上最寄りの役所で親族の謄本を取得できることになったそうです。

つまり、親の居住地と自分の本籍地が離れていてもわざわざ遠方から出向いて取得してもらうようなめんどいことは無くなったということですね。(参考:法務省:戸籍法の一部を改正する法律について(令和6年3月1日施行)

 

子の戸籍謄本、子の写真、米国在留資格(Birth Certificationで大丈夫でした)、日本以外の国籍を証明する書類(これもBirth CertificationでOK)、親のパスポート&ビザ、両親の旅券申請同意書を提出しました。詳しくはこちら(100612914.pdf)に記載があります。オンライン申請が簡単便利なのでおすすめです。

無事受理されると2週間くらいでパスポートができます。受領の際は、お子さん本人も連れて大使館へ直接訪問する必要があります。

終わりに

以上で産後の重要な手続きは終わりです。産後3か月くらいまではやること盛りだくさんで本当忙しかったです。結構大変ですが頑張りましょう!

 

アメリカ産前にしておくべきこと

産後は肉体的にも精神的にもボロボロなのでやれることは産前にやっておきたいですよね。産前にしておくべきことを4つにまとめましたので読んでみてください。

 

  • 赤ちゃんの名前を決める
  • 必要なベビーグッズを揃えておく
  • 出生届に必要な書類を最寄りの日本大使館から取り寄せておく
  • 担当の小児科医を決めておく
  • 搾乳機をゲットしておく

赤ちゃんの名前を決めておく

日本と異なり、アメリカでは産後、入院中に名前を決めて出生届とソーシャルセキュリティナンバー関連の書類を病院に提出する必要があります。名前は事前に決めておきましょう。ミドルネームもつけたい方はそれも併せて決めておきましょう。

我が家はイケてるミドルネームが思いつかなかったのでつけませんでした(笑)

必要なベビーグッズを揃えておく

カーシートなど必ず揃えておきたいグッズもあるので準備しておきましょう。

こちらの記事にまとめました。

 

blog.mokichichang.com

出生届に必要な書類を最寄りの日本大使館から取り寄せておく

我が家はこれを産後にやったので、赤子の面倒をみながらで大変でした💦

産前の準備をお勧めします。

出生届を出すために必要な書類を大使館に取りに行くor 郵送で送ってもらい、記入できる個所は記入しておくという流れなのですが、ここで一点注意です。

サンフランシスコ大使館だけなのか、出生届の必要書類一式を大使館HPからダウンロードできます。なんて便利!と思いましたが、出生届書はA3での提出がマストなのです。

アメリカには日本で言うA3の用紙がありません。用紙の規格が異なるので、A3ぽい用紙はありますが、厳密に言うとA3の用紙はないです。Amazonで買えたとて印刷機がそもそもA3対応してなかったりします。面倒ですが、大使館がご自宅から遠い場合は郵送で取り寄せましょう。

担当の小児科医を決めておく

産後、赤ちゃんのケアをしてくれる小児科医を聞かれます。(私の場合は計画分娩だったので、入院当日、必要書類記入時に今後かかりつけになる小児科医を記載する箇所があったのでそこに記載しました)小児科医どうやって決めるの問題がありますが、私のおすすめは今まで見てもらっていた産婦人科の先生に紹介してもらうです。

産前に小児科医を複数当たって面談してから決めた方がいいよと知人には言われましたが、身体が重くてそんな余裕もなかったのと産婦人科の担当医が信頼できる方だったので、紹介で問題ないと判断し、紹介してもらいました。実際いい先生でした。

余談ですが、日本語がOKだという理由だけで日本人の先生を担当医にすることは個人的にはおすすめしません。もちろん素晴らしい先生もたくさんいますが、日本語しか分からないからという理由でなのか?足元を見てくるような医者もいるので大切なお子さんを任せられそうかという視点小児科医選びをした方がよいと思います。

駐在で派遣されるようなエリアであれば、通訳をつけられる小児科医はいっぱいありますので日本語の先生に拘らなくても問題ないかなと個人的には思います。

搾乳機を無料でゲット

産後3日目くらいから胸が張りまくりで大変な状態になったので、搾乳機も事前に準備しておきましょう。アメリカの保険にはいっていれば無料でゲットできます。

終わりに

産後は慣れない育児をこなして、睡眠不足の状態で色んな手続きをしないといけません。産後が少しでも楽になるようにやれることはやっておきたいですね。

理想的な生活時間を考えてみる

皆さんご自身の理想的な生活時間を考えたことありますか。

日本で会社員として働いていた頃は激務過ぎて、お金貯めてセミリタイアしたいわって思っていたけど、専業主婦を経験してみて思うのは、適度な労働は人生に必要だなってことです。人間暇すぎるのもよくないんだなぁと身をもって実感しています(笑)

でも一日8時間も働きたくないんだよね。通勤とか含めると実際10時間くらいは拘束されるのはきついなぁ。となると今の私が考える理想的な一日の生活時間はたぶんこんな感じ。

  • 睡眠時間 8時間
  • 運動 2時間
  • 食事とお風呂 3時間
  • 自分の自由時間 4時間
  • 家事・子供のこと 2時間
  • 労働 5時間くらい

個人差があると思いますが、みなさんはどうでしょうか。労働が5時間くらいだといわゆる時短?パートになるのかな?本帰国後は一旦フルタイムで就職して、銭を稼がないといけないけど、どこかで今考えている上記の理想の生活時間を日常にしたいと考えています。

私30代前半ですが、この歳になって思うのはこっから先の人生は何にどのくらい時間配分するか自分の価値観を持っておかないと、あっという間に何してたのか分からず40代に突入しそうだなと。

20代の頃は仕事も遊びもなんでもできると思っていたのが不思議すぎる。

仕事をするのか子育てを楽しむのか趣味を追求するのか、皆さんの理想的な生活時間はどんなかんじでしょうか。

アメリカ出産前に買っておくもの

アメリカでの出産で産前に準備した物をまとめました。

併せてこれ準備しなくてもよかったものもまとめましたので、産前の参考にしてください。

チャイルドシート

これ一番重要です!アメリカではチャイルドシートを準備していないと退院できません。チャイルドシートとベビーカーが一体になっているトラベルシステムがおすすめです。我が家もこれにしました。重いのと1歳くらいまでしか使えないので途中で買い替えが必要ですが、寝ている赤ちゃんを起こさないで車の乗り降りができます。

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お尻ふき・オムツ

我が家はオムツはPampers、お尻ふきはHuggiesを使っていますが、何でもいいと思います。お尻ふきはいくらあっても困らないですが、新生児用のオムツはあまりたくさん買わなくても大丈夫だと思います。赤子の成長はびっくりするくらい早いので、すぐにサイズアウトします。こまめに買い足すのがお金の無駄がなくて〇です。

粉ミルク・哺乳瓶

母乳で育てるつもりでも最初はうまく出なかったりするので粉ミルクと哺乳瓶は事前に準備しておきましょう。我が家はSimilacの粉ミルク、Lansinohの哺乳瓶を購入しました。

粉ミルク

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哺乳瓶

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赤ちゃん用ベッド

バシネットがついている折り畳みベッドを買いました。重量の制限があり長くは使えないのですが、持ち運びができるので寝室とリビング間の移動が簡単にできてよいです。オムツ交換台も付いていて便利です。有名どころはGraco Pack'n PlayとBaby Trendですね。私ははFacebookの中古品販売グループて購入しました。

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授乳クッション

お値段少し張りますがboppyの授乳クッションを買いました。柄も色々あって可愛いし作りもしっかりしています。

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おくるみ

病院で何枚かは貰えると思いますが、ウンチやミルクの吐き戻しで結構汚れるので産前に何枚か購入してもいいと思います。

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買ったけどこれは必要なかったと思ったグッズ

  • 抱っこ紐・・厳密にいえば産後すぐには必要ないと思いました。産前に購入しましたが車社会のアメリカでは未だに出番なしです。一時帰国の時に使おうかなと思います。
  • お風呂グッズ(ベビーバス、石鹸など)・・アメリカではへその緒が取れるまではスポンジバスといって濡れタオルで身体を拭くくらいで、お風呂に入れません。なので産後1か月くらいに購入しても大丈夫だと思います。
  • 産褥グッズ・・冷感スプレー冷感パッドやナプキンなど病院でたくさんもらえるので購入しなくても大丈夫。
  • ドーナツクッション・・おまた痛かったですが、結局使いませんでした。
  • ペットボトルストロー・・病院でストロー付きのボトルがもらえますので必要なかったです。

その他

これはベビーグッズではないので、少し本題とは話がそれるのですが、旦那さんには事前に育休が取れることをしっかり確認しておきましょう。異国での出産・子育ては本当に本当に大変です。最低1か月は育休を取ってもらうことを強く勧めます。というか1か月では本当は足らない。できれば3か月かなぁ。私は夫に1か月育休を取ってもらいましたが、それでギリギリ家庭がまわったかなという印象です。なんで大変だったかなという振り返りはまた別の記事にまとめますので興味があれば読んでください。

 

以上です。異国での出産は不安なことも多いと思いますが、頑張ってください~

海外赴任は意外にお金が貯まりにくい

海外駐在ってお金が貯まるイメージありますよね。我が家も海外駐在ブーストあるか?!と期待していましたが、実際そんなことはなく日々過ごしています。

私の周りの駐在帯同あるいは駐在中の友人たちに聞くとアメリカは物価の高さからかアジア圏よりもお金が貯まらないと聞きます(笑)

本記事では海外駐在でも節約を意識しないとお金は貯まらない理由をまとめてみました。

アメリカはシンプルに物価が高いので出ていくお金も多い

アメリカは本当に物価が高いです。もうね、びっくりしますよ。ドルでお給料をもらっていても全てが高いので出費がすごい、、家計簿公開の記事で紹介しますが、我が家は3人家族での月の食費と雑費合わせて平均1,500ドルです。(1ドル150円とすると225,000円)特別贅沢はしていないはずですが、、

このせいか旅行するにも高くつくので頻繁に遠出はできません。

駐在手当もそこまで手厚くない

駐在手当も会社によるとはいえ、昨今そんなに手厚くないと聞きます。

治安がよろしくない地域だと危険手当なるものがあるようですが、基本的には国内勤務の社員と差が出すぎないようにきちんと物価調整されたお給料をみなさんもらっていると思います。

帯同者が働きにくい

ビザの関係や家庭の事情、言語の壁などで帯同者が日本にいたときのように働けないケースも多いです。海外駐在で多少手取りが増えたとしても、日本で共働きしていた方がお金は貯まるんじゃない?というパターンも。我が家はまさにこれでした。ちなみに夫が単身赴任で海外駐在をして自分は日本で働くパターンが一番お金が貯まります。

やっぱりお金だけにフォーカスしたら専業主婦は損するんですよね・・

私は橘玲さんのこちらの本を読んで専業主婦について考えさせられました。リンクを貼っておきます。

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とはいえ、専業主婦を否定するわけではないです。人生お金が全てではないので上記はあくまでお金の面での話です。私は子どもが欲しかったこと、夫と離れることは考えられなかったのでとりあえず3年は専業主婦をすることにしました。就労ビザもあるのですが、子どもが産まれたばかりで働く余裕がないのと保育園代が高すぎるため今のところ働くことは考えていません。

株式投資ができない

日本に居住していないとみなされる場合は、日本の証券口座を保持することが基本的にはできません。私も渡米前は投資でお金を増やしていましたが、駐在帯同にあたり口座を解約しました。昨今のインフレにより私の日本円資産は価値が目減りしております😢

まとめ

海外駐在は思っているよりもお金が貯まらないという話でした。なのでぼーっとしてるとあれよあれよとお金は無くなるので、家計管理をしましょう。

もしくはDie with Zeroの精神で散在して期間限定のモラトリアムを楽しむかです。

アメリカで妊娠したらどうする

アメリカで妊娠が分かってから初診までの流れをまとめました。

妊娠したかもと思ったら

日本と同じかと思いますが、まずは妊娠検査薬で妊娠判定をします。

薬局で買えます。

アメリ産婦人科で予約を取る

アメリカでは妊娠8週以降の診察が通常のようで、妊娠6週目で電話した時は予約できませんでした。ゆっくり病院選びをしながら8週まで待ちましょう。初診のアポは電話で取ることになると思います。

電話では、名前、生年月日、妊娠何週目か聞かれました。

アメリカでの産婦人科の選び方

私の場合は以下のポイントを重視して産科を探しました。

  • 保険でカバーされるか
  • 診察してくれる先生と分娩してくれる先生が同じ
  • 家から近いか

アメリカは医療費がとんでもなく高いので、まず診察代が保険でカバーれるかは確認したいですね。日本だとどうなのかよく分からないのですが、診察してくれる先生と分娩をする先生が異なるのはアメリカだとあるあるだそうで、私はそれが嫌だったので分娩まで対応してくれる医者を探しました。

ちなみにアメリカは移民大国なので日本語含む通訳サービスがある病院も多いです。必要な方は予約の際に確認してみましょう。

結局、私は現地の知人に紹介をしてもらった産婦人科に通うことにしました。これが正解でした〇

可能であれば、例えば旦那さんの会社の出産を経験された方など、知り合いから紹介してもらうのがベターだと思います。ネットの口コミなどを見れば自宅近辺にどのような病院があるか医師がいるか探すことはできますが、口コミの数が少ない場合などもあり参考にならないケースも。

初診

受付でチェックイン後、体重と血圧を測定します。経腟エコーで胎嚢と赤ちゃんを確認して質問がなければ終了です。かなりあっさりしててびっくり。受付で待たされることもなく30分くらいで終わりました。妊娠7-8か月頃までは月に1回の検診です。

アメリカの妊婦検診を終えて感想

予約をすればすぐに案内されるので待たされずスムーズで快適。けどこちらから何も質問しなければ特に医師から何も言ってくることはありませんので、少しでも不安なことがあれば遠慮なく聞く姿勢が必要かなと思いました。私はつわりが重かったのですが薬の処方について相談せず、今思えば遠慮なくお願いすればよかったなぁと思います。

またこちらでは旦那さんの付き添いが本当に当たり前で我々だけでなく他の妊婦さんももれなく旦那さんを連れていました。日本もこうなればいいなぁと思った次第です。