アメリカ駐在帯同記録

アメリカでの駐在帯同生活について書いています

アメリカで出産するメリット・デメリット

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駐在妻としてアメリカに帯同している方の中には、妊娠中の方もいるかもしれません。

アメリカで産むか、里帰り出産するか迷ってアメリカで出産した筆者が、そのメリット・デメリットについて書きました。

 

この記事を読んでほしい人

・駐在帯同前かつ現在妊娠中で、日本で出産してから渡米するか迷っている

・アメリカ出産のメリット・デメリットを知りたい

・アメリカで妊娠したけど、里帰り出産するかアメリカで産むか迷っている

 

筆者は、妊娠当初迷うことなくアメリカで出産を選びましたが、実際産んでみると、全く想定してなかったこともあり、手放しにアメリカでの出産万歳、最高!おすすめ!とは言えないと感じます。

 

大前提、出産体験は十人十色です。本当に各家庭の状況によって感じることは異なりますし、状況も違います。

本記事も私の個人的な体験からくる感想をベースに書いていますので、参考程度に読んでみてください。

アメリカで出産するメリット5つ

無痛分娩で出産できる

日本は、無痛分娩をできる産院はありますが、24時間無痛分娩対応の病院はまだまだ少ないですよね。しかも自己負担10万円とか聞きますし。

一方、アメリカは無痛分娩が主流です。自分が希望すれば、基本的にどの病院でも無痛分娩が可能です。

実際に無痛分娩を経験してみて、これは本当によかったです。身体が楽!

産後1週間くらいで身体自体はまぁまぁ元気な感じがしましたね(実際は安静にしていないといけませんが)。

子育ては夫婦でするものという価値観が叩き込まれる

これは全く想定していなかったのですが、アメリカの病院は産後まじで何のヘルプもしてくれません。

母乳のあげ方もオムツ替えも全て夫婦でやりなさい、2人の子どもでしょというスタンス。初産組には結構ハードモード。まじで子育てブートキャンプです。

質問すると、たまに教えてくれる看護師もいるかなくらいです。赤ちゃん別室で預かるからお母さんは寝ててねとか勿論ないです。

夫は泊るのが大前提。

これの何がいいかというと、旦那さんが子育てしっかりするようになります。

この子育ては一緒にするものという価値観を旦那さんが初期に持ってくれると、産後の子育てがめちゃ楽になります。

但し、デメリットもあります。子育て当初は精神的にかなりきつい。

私もメンタル相当やられましたが、今現在アメリカで比較的ストレスレスで子育てができているのは、間違いなく夫も子育てをしているからなので、まぁ、よかったのかなと。

アメリカは子育てしやすい環境

アメリカは、本当に子育てしやすいです。赤子連れで町を歩くだけで軽く2-3人には話しかけられます。

ボブサップみたいないかついお兄ちゃんですら、Yo! Baby!とか声かけてくれます。

どこに出かけても赤ちゃん連れたくさんいるしね。天気も日本のように酷暑・寒い時期が短いエリアが多いので公園でもたくさん遊べます。

(駐在員に限るが)出産費用が会社持ちのことが多い

駐在員家庭の話に限りますが、旦那さんの保険の扶養に入っている場合、出産費用はほぼ全額カバーされるはずです。

ご存じの通りアメリカの医療費はやばい高い、保険も高いのでこれは大変助かります。

我が家は出産費用トータルで600万円!かかりましたが、全て保険でカバーされました。ちなみに産前の検診も産後検診も、何なら子どもの小児科代もほとんど夫の会社の保険でカバーしています。

日本も出産費用上がっているし、自己負担分も増えてきていると聞くのでありがたいですね。

子どもがアメリカ国籍を得ることができる

アメリカは出生地主義を採用しているので、アメリカで生まれたら何もせずともアメリカ国籍を取得できます。子供の将来の選択肢を増やせることは大きいですよね。

ですが、お子さんが働くようになると日本に居ようがアフリカに居ようが、アメリカへの税申告を生涯にわたってしなければいけない責務も親の都合で負わせることになるので微妙な点もあります。

アメリカで出産するデメリット

退院までが早い、産後翌日には小児科検診

アメリカは退院までが早く、2-3日での退院が一般的なんですよね。帝王切開だと4日とか聞きます。私は2日で退院でした。退院したと思ったら翌日には、小児科検診。寝不足&身体がボロボロなので本当にきついです。

当時は、日本の産院のようにゆっくり休める環境が羨ましかったです。

日本だと母子別室も選択できるみたいですし。

親や友人に会えない・頼れない

アメリカに居ても家族や友人とビデオ電話できるから大丈夫と思っていましたが、やっぱり人に会って、直接コミュニケーションを取るのと全然違いますね。

産後誰かと話をして気晴らしするということができないのは、こんなにもきついのかと思いました。

気晴らしになることがない・できない

どこか出かけるにしても車はマスト、往復で1時間かかったりする。日本のようにたいした娯楽もないアメリカでは産後ストレスが溜まっても気晴らしをする術が限られています。おまけに日中の訪問者はおらず、家に籠りっきりです。私はホルモンの影響も大きくあり、産後毎日のように発狂していましたが、振り返ってみるとあんな環境に居たら、普通の人間でも頭おかしくなるよなと思います。

まとめ

里帰り出産を選んでもアメリカで出産を選んでも、不安はなくなりませんし、いずれもメリット・デメリットあります。

出産ってそれだけ大変なことです。

よく考えてみて自分が一番ストレスがないなと思う国で出産をするのが良いかなと思います。