こんにちは~
アメリカ生活立ち上げ編として駐在員(家族帯同)の家探しについて書きました。ちょっと長いですが、ぜひ読んでみてください。
我が家の引越し時の状況と家探しの条件
家探しの流れ
我が家の場合は、夫が単身で渡米して家探しをしました。日々LINEやSkypeで情報を共有してもらい物件を決めたという流れです。とはいえ手当たり次第に物件確認をしてもらったというわけではなく、以下のポイントを夫婦間で事前に確認しあいました。
予算の確認
駐在員として派遣されている以上、住まいにも予算があります。我が家のケースだと家族の構成人数でおおよそのレンジが決められてました。ここで注意したいのが、予算ギリギリの物件を選ばないようにすることです。アメリカでは不動産価格が毎年上がっていくのが一般的です。なので次回更新の際は、家賃がおそらく数パーセント値上がることを念頭に物件を選びましょう。我が家は直近の契約更新時に日本円で5万円の値上げがありました(笑)値上げ自体は物件が古かろうが新しかろうが関係ないようです。このあたりは日本の不動産事情とだいぶ異なりますよね。それから可能なら所属の会社に、将来的に家賃が上がっても上昇分もカバーしてもらえるのか、仮に家族が増えた場合の家賃の上限はどうなるのかも確認しておくとベターです。
住みたいエリアを大体でいいので決める
口コミを参考に周辺環境の確認
実際に派遣先エリアに駐在している・していた方の口コミを聞いてみましょう。私は夫の会社の先輩方からの話を参考にしました。エリアのイメージ、会社までの通勤時間、スーパーや病院は近くにあるかなど自分の生活イメージと近いエリアを選ぶとよいです。あとはGoogleマップも便利でした。現地に先に着いた夫には実際に周辺環境を見てどう感じたか、住みたいと思えたかなどを確認しました。
治安を調べる
対象エリアの治安は必ず確認しましょう。治安を調べるのに役に立ったサイトをピックアップしました。
住所または郵便番号を入力するだけで、対象エリアで直近どのような犯罪があったか、犯人、被害者の方のプロフィールも確認できます。アメリカはお金と治安が引き換えなのであまり安すぎるエリアは選ばない方がよいです。日本人が駐在員として派遣されるエリアについてはそこまで神経質にならなくても大丈夫だと思いますが、念には念をおいて調べましょう。
住みたい家のタイプを決める
アパート、タウンハウス、一軒家から選ぶことになるかと思います。
アパート
日本のアパートではなくマンション(セキュリティが付いている)をイメージしてもらえればいいです。一番無難な選択肢で、周りの駐在員家庭を見てもアパートに住んでいる方が多い印象です。
タウンハウス
タウンハウスとは隣の住居と壁が繋がっている戸建風の物件です。庭が付いているし新しめの物件が多く、戸建なので上下階の騒音の心配はありません。ただし、壁一枚隔ててお隣さんがいるので、物音が気になる場合もあると思います。この辺は物件見学で見ておくポイントかもしれません。
一軒家
広い庭が付いていで、物音も気にならず特に子育て世帯には間取り的にも嬉しいケースが多いと思います。ただし、個人オーナーとの契約になることが多いと思うので丁寧な対応かはたまた面倒ごとが多いかはオーナー次第ですね。またアパートと異なり、庭のメンテやら家の修理は全て自分で手配の場合が多い印象です。
我が家は一軒家に住みたかったのですが、予算の都合で早々に諦めて、アパートに絞ることに。
家の間取りを決める
ご家庭の家族構成に合わせて間取りを決めましょう。我が家は家を決めた当時二人暮らしでしたが、ゲストルームを兼ねてもう一部屋欲しかったので2bed roomタイプの部屋を希望していました。
その他お互いの優先したいポイントを確認
間取り以外にもキッチンの広さとかお風呂場は浴槽付がいいかシャワーのみでOKかなど、家族間でそれぞれの優先したいポイントを確認しておきましょう。
家探しスタート
我が家は、はじめはロカールの家探しサイトを使って探し始めました。アメリカの住まい探しでメジャーなサイトをいくつか載せます。我が家が使ったのはZillowとTruliaですが、後述しますが最終的には日系のリアルター経由で物件契約をしました。
Zillow
Zillowが一番メジャーな不動産検索サイトかと思います。私もとりあえずはこちらのサイトで物件検索をしました。家やアパートの購入、賃貸、価格推移などを調べることもできますし、基本的にはこのサイトだけで事足りるイメージです。住人の物件評価を知りたいときだけは、Googleマップで位置検索をして、口コミを見ていました。あとはストリートビューで通りの雰囲気も確認しました。
Trulia (トゥルリア)
Truliaも少し使いました。住宅購入や賃貸、価格の動向などを調べることができるサイトで、ユーザーレビューや周辺の情報(学校の評価や治安情報など)も確認できますので、お子さんがいるご家庭にはいいかなと思います。
上記2サイトで物件検索をしていた我が家ですが、ほどなくして日系のリアルターにお願いをして家探しをすることにしました。というのも夫が仕事をしながら生活インフラを一人で立ち上げることにだいぶ疲弊してしまったんですよね。幸いにして会社からの補助もあると後から知りまして、思い切って現地の日系不動産会社に仲介をお願いすることにしました。
内見
紹介された物件で気に入った物件は一通り見ましょう。
契約
対象物件に対して申込を入れて計約に進みます。契約内容は英語といえどもきちんと確認しましょう。特に以下の項目については入念に確認した方がいいかなと思います。
契約更新時の賃料の取り決め
既に書いた通り、アメリカは物件の古い新しいに関係なく年々不動産価格が上がります。どのタイミングでどの程度上がることが見込まれるか確認しておくと支払いの見通しが立てられるのでいいと思います。
解約時の違約金
駐在員はいつ帰任を命じられるか分かりません。更新のタイミングきっかりで帰れることはまれだと思いますので、中途解約した場合の違約金の扱いは確認しましょう。併せて所属企業に対しては違約金が出た場合どこまで会社持ちになるかあるいは自分持ちなのか確認できるならしておきましょう。
アメリカの住まい選びでこだわってよかったポイント
以下、家選びで我が家がこだわってよかったな~というポイントを書きましたので、参考にしてみてください。
大手の管理会社が運営している住まいを選ぶこと
今のアパートに住んでかれこれ1.5年経ちますが、10回以上修理業者を呼んでいます。このときに対応が遅いとまぁ、想像するだけで最悪ですよ。トイレはいつ流れるようになるの?水漏れいつ直るの?と常に気を揉む状態に(笑)。学生時代に住んでいた個人オーナー物件は常にこんな感じだったのでその時の反省を活かして、今住んでいるエリアでは大き目の管理会社が運営してるアパートを選びました。結果正解でした。修理工が常駐しているので、アプリで修理依頼をすればすぐに駆け付けてくれますし、建物修繕もきちんと計画的にやってくれています。もちろん大手でも対応がしょぼいところもあれば、個人オーナーでも対応が迅速な場合もあるので一概に言えませんが、きちんと対応してもらえるか確認する他の指標として例えば、
- Googleの口コミを参考にする
- 仲介業者を経由している場合は業者にオーナーの対応・評判を聞く
- 敷地内を歩いている住人に生の声を聞く
などポイントが挙げられます。私は夫に頼んでアパート内を歩いている住人にもそのマンションの評価、オフィスマネジメントはどうかなど聞いてもらいました(笑)
フローリングタイプの物件
我が家はリビングルームにカーペットがあるのが嫌だったのでリビングはフローリングタイプになっている物件を選びました。この辺は好みの問題かもしれませんね。
洗濯機・乾燥機が室内にあること
物件によっては洗濯機・乾燥機が共有の場合があります。私が学生時代にアメリカで住んでいたマンションは共有タイプでした。いちいち共用部に行って洗濯と乾燥をするのは本当に面倒ですよ。しかも、アメリカは洗濯機付乾燥機のような一体型ではないので、洗濯終わってるのにいつまでも取りに来ないから、私いつ使えるの~(涙)状態というのが学生時代はよくありました。なので今度は絶対に洗濯機と乾燥機が室内にあることは夫経由で確認してもらいました。
キッチンの換気扇が外と繋がっている物件を選ぶこと
これ日本人からすると信じられないと思いますが、ガスコンロの上にある換気扇が外につながってない物件が結構な確率であります。調理過程で出る匂いは換気扇を経由してまた室内に放出されるという謎システムなのです(笑)まぁ、こちらの方はあまり料理に時間をかけないんでしょうね。少なくとも匂いがそれなりに発生する揚げ物だとか凝った炒め物とか。
深めのバスタブ
もちろん追い炊き機能などはありあませんが、我が家がたまーに熱々の湯を入れて方まで浸かって温まっています。これがたまにの気分転換になっていいです。
最後に
以上です。異国の地での生活立ち上げは本当に大変ですよね。本記事が少しでも皆様のお役に立てるといいなと思います。頑張ってください。