アメリカ駐在帯同記録

アメリカでの駐在帯同生活について書いています

アメリカ 産後鬱に注意

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私は昨年出産したのですが、産後軽い鬱になってしまい回復まで半年近くかかりました。カウンセリングを受けて正式にうつ病と診断されたわけではなかったのですが、明らかに産後鬱の一種なんだろうなという症状を発症。自分がまさか鬱になるなんて全く思ってもみなかったので分かった時は本当に驚きました。本記事では備忘録も兼ねて私の経験と予防になりうる策について書きました。産前産後の方ぜひ読んでみてください。

*私個人の経験であって、医療的なアドバイスなどではありませんのであくまで参考として読んでください。

産後鬱と思われる私の症状

私が経験した産後鬱と思われる症状はこんなかんじでした。

とにかく涙が出る

涙が出るタイミングは本当に不明。規則性もなくあるタイミングで突然やってきます。しかも全くコントロールできない。一度子どものオムツを替えているときに涙が止まらなくなりトイレに30分くらい籠りました。これは産後すぐから3か月くらいまであったように記憶しています。

赤ちゃんが可愛いと思えない

今は可愛くてしょうがない我が子ですが、産後すぐから2か月くらいまでは全く可愛いと思うことができませんでした。

訳の分らないこだわりを見せる

本当にどうでもいいこだわりがありました。早く元気になって動けるようにならないとやばいみたいな。夫しかいないのだから私が頑張らなきゃとずっと思っていました。これは産後すぐから3、4か月くらいまで続きました。

怖い夢を見る・怖い変な妄想をする

寝ていると突然家族や友人など自分の大切な人が命の危機にさらされる夢、夢というよりはイメージが突然頭の中にフラッシュする感じです。でそれが妙に現実味があって動悸息切れが起こり暫く寝られなかったです。心配で夜中に日本の家族に電話をかけたこともありました。これは産後すぐではなく4-5か月頃から何度か起こるようになりました。

駐在帯同者は産後鬱になりやすい?

駐在帯同者は産後鬱になりやすいかどうかは分かりませんが、私の経験を振り返ってみると少なくともアメリカにおいては産後鬱になりやすい条件が揃っているのかなと思いました。

  • 親・友人などすぐそばに助けてくれる人、相談できる人が少ない
  • ナニーさんを雇うのも高額
  • アメリカの病院において日本の助産師さんのように至れり尽くせり赤子の世話について教えてくれない→初産だと何も分からないので本当に精神的にまいる
  • 産後2日くらいで退院するので体調がほぼ戻らないまま寝不足生活スタート
  • 退院した翌日には小児科に行く→寝不足の中慣れない英語を聞いてこれからやらなきゃいけないことを理解して整理する→ストレスでやられる
  • 旦那さんが育休明けたら赤子と家に二人っきり
  • 日本のように少し行けば気晴らしになるような施設(カフェ、雑貨屋、美術館など)は少ない。あってもそれなりに距離がありしかも車での移動が基本

産後鬱予防のために

私は以下の対策を取りました。それでも結局鬱っぽくなってしまったので効果があるか分かりませんが、これらの対策が全くなかったらやばいことになっていたのは間違いないです。。

  • 産前産後できれば親を呼んで一ヶ月くらいお手伝いをお願いする
  • 旦那さんには最低でも1か月の育休を取ってもらう
  • 小児科の診察・産後の産婦人科通院にも必ず旦那さんと一緒に行く
  • 産後の食事内容に拘りすぎない
  • 赤子の世話以外は基本全て旦那さんがやること
  • 旦那さんとはケンカをしないこと

本当にやばくなったら

本当にやばくなったら迷わずセラピーを受診してください。アメリカはセラピーを気軽に受けられる環境が整っています。私は小児科の先生に何度か勧められたにも関わらず、セラピーなんて受けてもなぁ、薬とか処方されるの?嫌だなぁと思って断っていました。調べたら薬を処方しないセラピーも普通にあるそうです。もっと早くに受診すれば早く立ち直れたのかなと思っています。

まとめ

産後鬱本当に怖いです。私は自分に限ってなるわけないだろうと思っていましたが現実に起きたので何がどうなるか本当に分かりません。しかも産後鬱って渦中にいる時は気が付かないんですよね。私も治りかけのときに産後鬱経験者のママさんたちからたまたま話を聞いて、あの症状は産後鬱だったのか!と気が付きました。