旦那さんあるいは奥さんに海外転勤の辞令が出て悩まれている皆さんへ
単身赴任と駐在帯同どちらを選びますか?もちろん家族構成や派遣先などによって判断軸は異なると思いますが、駐在帯同を迷われている方向けに帯同を選択する前に考えておきたい・調べておきたいこと5つ書きました。
駐在帯同を決めた当時の私は夫と二人暮らしで子なし。仕事辞めたさに二つ返事で帯同することを決めました。やっぱり調べておいてよかったわと思う点ともう少し考えて決断すればよかったなと思ったこと様々あります。あくまでアメリカ駐在帯同を経験した個人の話ですが参考にしてください。
自分のキャリアどうするか
当たり前ですが、今の仕事をどうするかどうしたいかは考えておくべきでしょう。
リモートで働けるように交渉しますか。業務委託の形態でリモートで働けるケースも増えているみたいですが、派遣先の国ではどうでしょうか。アメリカや欧州など時差が大きい国だと難しいかもしれません。じゃあ休職しますか。帰国後の働く場所は保障されているけれど社会保険料はかかって無駄な出費があるかもしれません。休職期間は決まっているしそれに合わせて日本に戻れるのか、戻ったとて職場環境の変化についていけるのかな退職するのかなど考えないとですよね。先のことは分からないから取りあえず退職して帰国後に考える(私はこれ)とかね。色んなパターンを考えてみるのが良いと思います。
派遣先の物価水準と赴任先での待遇をある程度調べるべし~思っているよりお金は溜まらない
渡米前には、収入が増えるね~と方々から言われた我が家でしたが蓋を開けてみると世帯収入は減りました!おのずと月々の貯金額も減りました!円換算しても日本にいたときの半分も貯金できていない(涙)
筆者が住んでいるカリフォルニアは物価がエグい高いので、節約しているつもりでも毎月の出費は食費水光熱費だけで夫婦2人で1500ドル近いです。(日本円で20万円オーバー)子どもが産まれたのでそこにミルク代やらオムツ代やらがプラスされます。
そのためお金は思ったよりも貯まりません。これは派遣先のエリアにもよるのでしょうがね。お金の面だけで言えば、単身赴任して片方が日本で働く方がよっぽどお金は貯まります。ぜひ帯同を決める前に、お金について一度考えてみてください。
労働ビザが付与されるかどうか夫(妻)の会社に確認すべし
現地で働ける労働ビザが付与されるかはぜひ確認した方がよいと思います。駐在帯同は生活はまじで暇なので、働けるオプションが手にあるかどうかは現地でできることの選択肢を増やしてくれます。うまく働ければ収入を得て家計の足しにできるわけですし。国によったら現地通貨パワーの恩恵を受けるのにはアルバイトでも十分だと思います。労働ビザが付与されなければ現地でできること(学校に通うとかボランティア活動するとか)を前もって調べたりできるわけですし。
(子どもがほしい方向けに)妊娠・出産について
妊娠・出産を考えている方には、もし妊娠した場合パートナー不在で一人日本で出産・育児するのか、はたまた駐在帯同して現地での出産・子育てするのかをイメージしてみましょう。筆者はアメリカで妊娠・出産・子育てを経験していますが、異国でのこれらの経験は想像以上に孤独で辛いです。私は産後鬱になりかけました。だからと言って日本にいたらそもそも妊娠できたのか?できたとて夫無しで子育てするの?という疑問。子どもは授かりものなので計画通りとはいかない、ご家庭によっていろんな事情があることはもちろんなのですが、妊娠・出産を計画されている方は一度考えてみてください。
派遣先企業の養育費負担範囲について調べておく
お子さんがいるorこれから生まれる方向けの内容ですが、現地に住む場合派遣先の企業が養育費を負担してくれるか、してくれるならどの範囲で負担してくれるか確認することをお勧めします。これは筆者のケースですが、夫の勤務先では0-2歳までのデイケア(保育園)の補填はないです。私の周囲の話に限りますが、0-2歳くらいまではデイケア代の補填がない会社の方が多いと思います。アメリカのデイケアは政府からの補助もないのでばか高いです。。。私が住んでいるエリアで平日5日毎日登園させた場合、月額2,500-3,000ドルします。(レート1ドル150円だと日本円で375,000円-450,000円)これ年間じゃなくて月額です。月額。これの補填がないとなると、共働きするとしてもどちらかの収入が税引き後ほぼゼロになる可能性すらある金額です。そうすると我が家のように0-2歳の子育てでめちゃ大変な時期を自宅保育で過ごす羽目になります。
以上です。
私もいろいろと悩みましたが結局家族一緒が一番と思い帯同を選びました。
ぜひ参考にしてみてください。